TO CHI KA

何故か昨晩急にこれの2曲目が頭の中で鳴りだし、どうしても聴きたくなったので、早速出社時に車の中でiPodから引っ張り出す。
いやあ、あらためてイイなあ。やっぱりこれが私の根本ですわ。
Steve Jordan + Marcus MillerというセットでのSteveの貴重な「Fusion」プレイ、Peter Erskine + Tony LevinというセットでのTonyの唸るフレットレス、「Cokumo Island」でのMichael Breckerのキレたソロなど聴き所満載ながら、やはり白眉は香津美さんのプレイ。
グワーっと盛り上がりながらも、あくまでクールにJazz的イディオムに則ったソロの「バランス感」が最も良かった時代だと思う。これ以降、ちょっと「ロックやることに慣れて」しまって、盛り上がった時の展開が「読める」傾向が出てくるので...
ちなみにこのアルバム、個人的には「A面が46分テープの片面に収まらなかった」という意味でも良く覚えていたりする。Michaelのソロの最後の方で「手動Fade Out」しました(笑)。これは確か、Michaelのソロが余りに盛り上がったため、それをできるだけ収録しようとしたためじゃなかったかなあ。実際はアルバムに収録しきれなかった部分がまだまだあって、香津美さんのラジオ番組でその部分を流したことがあったはず。