Wrapped Around Their Fingers

tfujimura2008-02-10

家庭内にインフルエンザの感染者が出たり、前日にドカ雪が降って高速道路がマヒしたりと一体どうなることやらと気をもんだものの、無事に京セラドーム大阪にてThe Policeのライヴ観戦。
結果からいうと、いやーもう、観に行って大正解。大満足。
正直言って7割方は「『同窓会』的ライヴだろうな」とか「まあ今後もう観れんだろうから『冥土の土産』に」ぐらいの期待度だったんだけど、まっっっっったくそんなことはなく、ガッツリと「今のThe Police」を見せてもらいました。
もちろん、新曲があるでもないし全員トシはとってるんだけど、それもコミで、でもそんなことは全く意に介することなく当然のようにロックした、ってな感じ。
Andy Summersなんて見た目は予想どおりの老けっぷり(あの二重アゴ、アップにした時の指はヤベえ!(笑))なんだけど、ソロなんて進化してるし。もちろん、バッキングに回った時の唯一無二のあの感じは全開。
Stingも、ちょっと角が取れた感じはあるものの、多少はフェイクで逃げながらだけどキーを落とすこともなく、シッカリ歌えてたし。
そして!Stewart Copeland!!!
去年Steve Jordanを観た時の「神っぷり」も凄かったけど、これまた負けず劣らずの「神っぷり」。白手袋はめて、右手はグッと伸ばしてライドを、左手はもちろんレギュラーグリップでスネアをブッ叩く。それがナマで。でまた、走る、走る(笑)。さらにさらに、「Wrapped Around Your Finger」や「King Of Pain」ではシロホンやら訳のわからないパーカッションを叩きに行ってはマレットを放り投げてドラムセットに走って戻る!これがナマで観れただけであたしゃ満足ですよ。
出音も、スタジアムにしちゃあ破格にマトモだったし、スクリーンを使ったヴィジュアルも非常に考えられていて効果的でした。席は三塁側ベンチ裏のスタンドだったのでバックスクリーン前で演奏してる姿はさすがに豆粒ぐらいにしか見えなかったけど、素晴らしいカメラワークを使った映像で、慣れてくるとスクリーンに映った身長30mくらいの姿が本物に思えたくらい。特に前述の「Wrapped Around Your Finger」や「King Of Pain」なんかは様々なヴィジュアルと演奏が渾然一体となって包み込んできて、思わず涙腺が緩んでしまいました。
いやー、ホンマに良かった。