僕が旅に出る理由は、大体100個ぐらいあって

ちょっとCDを借りる必要があって、ついでにDVDも借りることにする。で、先日躊躇した「星に願いを。 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]」、はやっぱりやめて、「ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]」を借りる。なんでソレかというと、「Another安達祐美」こと池脇千鶴のヌードが見たかったから、ではなく(笑)、くるりによるサントラが良かった(私の大好きな、Ry Cooderの「パリ、テキサス」にちょっと雰囲気が似てる)のと、キャストが大違いだったから。なんせ「ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]」の方は、妻夫木聡はまあ置いといて、上野樹里であり、新井浩文であり、荒川良々であり、板尾創路ですから。
で、映画ですが、(先日に引き続き)思いのほか感動してしまいました。特に最後の数カットはグッと迫るものがある。妻夫木聡、やるねぇ。タダのイケメンではないねぇ。
上野樹里も、「Swing Girls」では「ああ、こんな高校生おるわ。」と思わせながら、こっちでは「ああ、こんな(関西の)女子大生おるわ。」と納得させる。時系列的にはこっちの方が先に撮ってるはずなのに。というか、あんなにナチュラルな「関西弁の女子大生」見せられると、私らとしては甘酸っぱい感覚を覚えざるを得ないです。ちくしょー。さすが兵庫県出身。
そしてそして、最後のシーンからパッと暗転してエンドロールとともに「ハイウェイ / くるり」がドラムのカウントから入るという流れ、「いま、会いにゆきます」とは雲泥の差。映画を一貫して通じてる肌触りを壊していない。