街、歴史、文化、人、音。

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さて、本日ようやく関西へ向かって帰省。「帰省」といっても、既に私の実家はないので、嫁さんの実家に「マスオさん」しに行く訳ですが(笑)。長期休暇ごとにこのパターンだけど、さすがに義弟が結婚したらこうは行かんだろうなあ。いつまで続くかなあ。でも全然そういう「臭い」がしないなあ(苦笑)。
途中の電光掲示板で「新名神ルート:草津まで120分(途中渋滞14km)、名神ルート:草津まで120分」という悩ましい表示になってたので、30秒ほど悩んだ末久しぶりに「トラディッショナル名神」ルートをとることに。一応行き先は栗東なんで、草津のちょっと手前だしね。結局、全く渋滞も雪の影響もなく超スムースに嫁さんの実家着。
さらに車を置いて、娘らとひとしきり遊んで、単身京都へ。なんたって、大好きなエンヂンがこのタイミングで京都でライヴやるってんだから、観に行かないテはないってもんよ。
「後顧の憂いなく」ライヴを満喫するために駅前に確保したホテルに荷物を置き、三条界隈の店をいくつか覗いて、そのまま歩いて約20年ぶりの拾得へ。うわあああ、懐かしいなあ。この場所でエンヂンの面々だけでなくあの人この人その人どの人?に会うのは何だか妙な感じ。
ライヴの方は、いやもう、それはそれは。
京都の方々にとっては、エンヂンの、(宮ちょの)「ちょっと京都風味」ながらも独特のリズム、グルーヴ、存在感を備えた音楽が大きな驚きだっただろうし、我々「浜松組」にとっては対バンのCheap HandsChainsの、これはもう「京都のロック」としか言いようのないパフォーマンスが衝撃的でした。エンヂンも凄いんだけど、演奏能力、曲、アレンジ、ロックバンドとしての立ち振る舞い、すべての面においてエンヂンが特別に見えないというか。
まあそれは私が個人的にChainsに完全にヤられてしまったせいでそう見えたのかもしれません。すんません。しかも、「私がハマるだろう」ということを事前にエンヂンの面々に見抜かれていたのは悔しいなあ(笑)。
でも本当にChainsにはびっくりしました。パッと聴いた瞬間に「はっぴいえんど」とか「はちみつぱい」とかLittle Featとかそういうバンドが浮かんできて、それって初めて「くるり」を聴いた時と同じだなと思ったら、後で聞いたらそもそも「くるり」は同じサークルの後輩なんだそうな。どうりで。
まあ何というか、特にロックという音楽は街に、文化に、歴史に、そして人によって育てられ、そしてロックが街を、文化を、歴史を、人を創っていく、ということを本当に実感しました。
本当に気持ち良く酔っ払い、ホテルへの帰り道、久々に「リアル千鳥足」を自覚して自分で笑いました。