突然のクラムボン


hongkangが体調不良、ということで、急遽代わりに窓枠にクラムボンを観に行って参りました。もちろん私も、この浜松でクラムボンが観れるということでチェックはしてたんですが、思い出した頃には手遅れ、だったので、まさに願ったり叶ったりであります。
いやー、良かった。
何が良かったって、まずとにかく「音」が良かった!->新「窓枠」
まあ、PA類は今ツアーでは「持ち込み」だったみたいだけど、ハコの音としても他に比べて抜群に良かったらしい。後ろの方から見てると決して観客の「ノリ」は「抜群」ということはなく、どちらかというと「浜松ならでは」の控えめな感じだったんだけど、演奏してる当人達はとにかく音が良いのに触発されてキレキレの熱演でした。「浜松サイコー!」と。
確かにブーミーになることなく、終始全ての楽器が、声がクッキリハッキリ聞こえるのには驚いたし、非常に快適だった。
そしてもちろん、素晴らしいバンドです。クラムボン
動と静。パルスとウェイヴ。ノイズとささやき。アヴァンギャルドと子守唄。
全てが入れ替わり立ち代り、同居する。
ああこんなバンドやりたいなあ。
mitoも例の歪んだStingRay5だけでなく、かなりの割合で(ベース音は捨てて!)アコギ、ギターに専念したりと、まさに「このバンドならでは」。そういえば歪んだベースにピアノっていうとBen Folds Fiveもそうでしたな。相性いいのかな。ある意味、「歪んだベース」ってアコベに通じるものがあるもんねえ。
クラムボンの曲というと、「はなればなれ」とか「パン蜜」みたいにちとFusionちっくなのももちろんいいけど、個人的には「波よせて」とか「ナイトクルージン」みたいなちょっとアンビエントな曲にユラユラ揺られるのが好きです。
そして、ツアー16本目にして初めてのダブルアンコールに「便箋歌」。これはたまらんかった。泣けた。
ちなみに、mitoによるコメントとセットリストはここ